5月5日は端午の節句。健やかな成長を願う日
暖かい春風が心地よくなる季節、空に元気よく泳ぐこいのぼりが目を引くようになると、もうすぐ「端午の節句」。
5月5日は、子どもの健やかな成長を願う伝統的な行事です。
特に男の子のいるご家庭では「初節句」としてお祝いすることも多く、家族にとって大切な一日になります。
端午の節句とは?
端午の節句は、五節句のひとつで、古くから季節の節目を祝う行事として親しまれてきました。
5月5日は特に「男の子の健やかな成長や立身出世を願う日」とされ、「こいのぼり」や「五月人形」、「兜」を飾る風習があります。
2007年には「こどもの日」として国民の祝日にも定められ、すべての子どもたちの健やかな成長を願う日となりました。
こいのぼりの意味
空を泳ぐこいのぼりには、鯉のように力強く、どんな困難も乗り越えて立派に成長してほしいという願いが込められています。
中国の伝説「登竜門(とうりゅうもん)」に由来し、滝をのぼった鯉が龍になるというお話から「出世」や「成功」の象徴とされるようになりました。
最近では、ベランダや室内に飾れるコンパクトなこいのぼりも人気です。
五月人形や兜飾りの意味
五月人形や兜は、災いから子どもを守る“お守り”のような存在です。
もともとは武士が戦いの無事を願って兜や鎧を飾っていた風習から生まれました。
現在では、男の子の身を守り、強くたくましく育ってほしいという願いをこめて飾るのが一般的です。
柏餅やちまきを食べる理由
端午の節句の食べ物といえば、柏餅やちまき。
柏の葉は「新芽が育つまで古い葉が落ちない」ことから、家系が絶えない=子孫繁栄の象徴とされています。
ちまきは、魔除けや健康を願う意味があります。
どちらも、家族の健康と幸せを願う伝統的な食べ物です。
写真で残す端午の節句のすすめ
現代では節句フォトとして、写真を残す家族が増えています。
お祝いの仕方に正解はなく、それぞれのスタイルで“成長を喜ぶ日”として楽しめばOKです。
たとえば…
- こいのぼりや兜と一緒に写真を撮る
- 記念に家族写真を撮る
- メッセージカードや手形を残しておく など
将来の思い出にもなりますね📸
まとめ:すくすく育ってね、の気持ちを込めて
端午の節句は、「元気に育ってね」「大きくなったね」という気持ちを、家族で共有できる素敵な機会。
忙しい毎日だからこそ、年に一度、ゆっくりと子どもの成長を感じられる行事を大切にしていきたいですね。
今年の5月5日も、家族みんなで心あたたまる一日を過ごせますように。